タクシーGOで1kmだけ乗る客は嫌がられる?迎車料金と運転手の本音を分析

タクシーGOで1kmだけ乗る客は嫌がられる?迎車料金と運転手の本音を分析

タクシーでわずか1km。利用者としては、「こんな近距離で呼んだら運転手に嫌がられるのでは」と気になるところです。

しかし、GOなどの配車アプリを利用した場合、流しのタクシーを拾うケースとは事情が少し違います。

たった1kmでもGO配車なら運転手は嫌がらないのか?――「近距離客=ハズレ」とは限らない理由

結論から言えば、1kmだから必ず嫌がられるわけではありません。むしろ条件次第では、短距離でも悪くない仕事になることがあります。
タクシーGOで1kmだけ乗る客は嫌がられる?迎車料金と運転手の本音を分析

東京23区などでは1kmの乗車運賃は500円

まず前提として、東京23区・武蔵野市・三鷹市では、普通車の初乗りは1000mまで500円です。

そのため、ちょうど1kmの移動なら、利用者から見ると「かなり短い距離」という印象になります。

これだけを見ると、運転手側からすれば「500円程度の客か」と思われそうです。

ところが、GOで呼ぶ場合には、ここに迎車料金が加わるケースがあります。

つまり、単純な流し営業の短距離客とは違い、GO配車では売上の構造そのものが変わるわけです。

ざっくり言えば、1km乗車の運賃+迎車料金+場合によってはアプリ手配料で、1件の仕事としての価値は思ったより小さくありません。
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運転手がその金額を丸ごともらうわけではない

ただし、ここで勘違いしやすいのは、利用者が追加で払った金額が、そのまま運転手の手取りになるわけではないという点です。

法人タクシーでは、一般に会社の売上に計上され、そのうえで歩合や給与計算に反映されます。

そのため、「1kmで呼ばれたのに意外と高い」と利用者が感じても、運転手がその金額をそのまま受け取るわけではありません。

それでも重要なのは、短距離だから売上が小さいとは一概に言えないことです。

流しで1kmの客を乗せた場合より、GOで迎車料金が付くほうが、仕事としては条件が良くなることがあります。

5分で終わる1km客は、むしろ悪くない場合もある

タクシー営業では、1件あたりの金額だけでなく、時間あたりの効率がとても重要です。

たとえば、近くにいる車がGO配車を受けて、数分で迎車し、さらに1kmの乗車が5分ほどで終わり、その後すぐ次の客を拾えるとします。

このようなケースでは、短時間で1件を処理できるため、運転手にとってはそれほど悪い仕事ではありません。

長距離客は一回の売上こそ大きいですが、渋滞に巻き込まれたり、営業しにくい場所まで行ってしまったり、帰りが空車になったりすることもあります。

つまり、短距離をテンポよく回す営業スタイルも十分に成り立つのです。
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本当に嫌なのは「1km」より「迎えに行くまでが長い客」

運転手が本当に気にするのは、乗車距離そのものよりも、その1件にどれだけ時間を取られるかです。

たとえば、客の乗車距離は1kmしかないのに、迎車地点までかなり走らされる、狭い住宅街に入る、客がなかなか出てこない――こうなると効率は一気に悪くなります。

逆に、近くから呼ばれ、客がすぐ乗れて、降車場所も次の客を拾いやすい場所なら、1kmでも十分成立する仕事になります。

つまり、運転手目線では、「何km乗る客か」よりも、「迎車に何分かかるか」「待たされるか」「降ろした後に次の営業がしやすいか」のほうが重要なのです。

短距離だから全部断る、も得策とは限らない

さらに、GOのような配車アプリには独特の事情があります。

GOでは、単純に近くの車に依頼が飛ぶだけではなく、車両の位置や向きに加えて、了解率配車確定までの時間なども考慮されるとされています。

そのため、「近距離っぽいから嫌だ」といって、配車依頼を何でも断り続けるのは、長い目で見て得策とは限りません。

配車の受け方によっては、今後の仕事の回り方にも影響する可能性があります。

つまり、運転手にとっては、短距離客を単純に避ければいいという話ではなく、全体の営業効率の中でどう判断するかが重要になるわけです。
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結論――1km客は「ハズレ」とは言い切れない

結局のところ、GO配車において「1km=運転手に嫌われる」という単純な構図ではありません。

迎車料金が設定されている会社なら、短距離運賃だけの流し営業とは条件が異なります。

また、短時間で乗降が終わり、その後すぐ次の営業に移れるなら、回転率の良い仕事になることもあります。

反対に、遠くまで迎えに行く、客を待たされる、1kmしか乗らない、降車場所も悪い、という条件が重なると、これは確かに効率の悪い仕事になります。

つまり、運転手が本当に気にしているのは、「1kmしか乗らない客」そのものではなく、「その1件で何分拘束され、結果としていくらの営業になるか」という点です。

利用者側も、近距離だからといって必要以上に申し訳なく思う必要はありません。

GOで正式に配車を依頼し、迎車料金も含めて利用しているのであれば、それは普通のタクシー利用です。

むしろ、呼んだらすぐ外に出て待つ、乗ったら行き先をスムーズに伝える、乗降を手早く済ませる。そういう客のほうが、運転手にとってはありがたいこともあります。

「10km乗るけれど10分待たせる客」より、「1kmでもすぐ乗ってすぐ終わる客」のほうが、実は効率が良い。そう考えると、1kmのGO配車を一律に「嫌がられる客」と決めつけるのは、少し違うのかもしれません。

【編集者が思うこと】

呼ぶだけでも数百円かかるなら、数分くらい待つよ。こっちも無料で迎えに来てもらってるわけじゃない。近距離だから悪いかな、とまで気を使う必要はないと思う。料金を払って普通に使う。それで十分でしょ。

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