OpenOfficeがWindows 11で落ちる?無料のLibreOfficeへ乗り換えてみた

長年使ってきたOpenOfficeが、Windows 11で急に固まる。起動はする。ファイルも開ける。だが、編集している途中で反応しなくなる。

こうなると「PCが悪いのか」「設定が壊れたのか」と考えたくなるが、別の見方もある。

そろそろOfficeソフト側を乗り換える時期なのではないか。

OpenOfficeは使えないわけではない

まず整理しておきたいのは、Apache OpenOfficeそのものが完全に消えたわけではないという点だ。

現在も配布は続いており、OpenOffice 4.1系も存在する。ただし、LibreOfficeと比べると開発や機能追加の速度にはかなり差がある。

Windows 11でOpenOfficeが必ず不安定になる、とまでは言えない。フリーズの原因はユーザープロファイル、IME、特定ファイル、常駐ソフトなどの場合もある。

とはいえ、何度も原因を探しながら古い環境を維持するより、現在も積極的に更新されているOffice互換ソフトを使う方が現実的な場合は多い。

LibreOfficeはOpenOfficeからの移行がかなり楽

候補の中でも分かりやすいのがLibreOfficeだ。

LibreOfficeは無料のオープンソースOfficeスイートで、Writer、Calc、Impressなどを備える。現在のWindows版はWindows 11を正式にサポートしている。

しかも、OpenOffice利用者にとって大きいのがODSやODTをそのまま扱えることだ。

OpenOffice Calcで作った.ods、Writerで作った.odtを、わざわざExcelやWord形式へ変換する必要はない。そのままLibreOfficeで開いて編集できる。

XLSXやDOCXも普通に使える

「無料Officeだと、Microsoft Officeのファイルが使えないのでは」と思う人もいるが、LibreOfficeはXLSX、DOCX、PPTXにも対応している。

Excelで作られた.xlsxファイルをCalcで開き、Wordの.docxをWriterで開くこともできる。編集後にMicrosoft Office形式で保存することも可能だ。

もちろん完全互換ではない。複雑なVBAマクロ、特殊なレイアウト、一部の高度な機能では崩れる可能性がある。

ただし、普通の表計算、文章作成、一覧表、原稿、管理表などが中心なら、Microsoft 365を契約しなくても十分に済むケースは多い。

無料OfficeはLibreOfficeだけではない

Office互換ソフトにはWPS OfficeやONLYOFFICEなどもある。

WPS OfficeはMicrosoft Officeに近い画面構成が特徴で、ONLYOFFICEもDOCXやXLSXとの互換性を重視している。

それでもOpenOfficeから乗り換える場合、LibreOfficeには独特の強みがある。

ODS、ODTなどOpenDocument形式との相性がよく、操作感もOpenOffice利用者には比較的なじみやすい。

※各Officeソフトの料金・機能・対応状況は製品やプランによって異なります。画像は選択肢を比較するイメージです。

実際にODSを開いてみると拍子抜けする

今回、OpenOffice Calcで使っていたODSファイルをLibreOffice Calcで実際に開いてみた。

結果は、少なくとも通常の表計算ファイルでは特別な変換作業は必要なかった。シート、セル、色分け、文字、レイアウトもそのまま表示された。

つまり「OpenOfficeから移行する」といっても、大がかりな引っ越し作業ではない。

LibreOfficeを横にインストールして、いつものODSを開いてみるだけ。

問題がなければ、そのまま日常利用をLibreOfficeへ移せる。

古いソフトを直し続けるより、乗り換えた方が早いこともある

PCのトラブルでは、「原因を特定して直すこと」が正解とは限らない。

OpenOfficeが固まるたびにIME設定を変え、プロファイルを初期化し、再インストールする。それで直る可能性はある。

しかし、無料で、Windows 11を正式サポートし、ODSやODTもそのまま使え、XLSXやDOCXまで扱えるソフトがすでにある。

そう考えると、OpenOfficeを使い続ける理由が「昔から使っているから」だけなら、一度LibreOfficeを試す価値は十分にある。

Microsoft Officeが必要な人まで無料ソフトへ移る必要はない。高度なExcel機能やVBA、企業内での完全互換が必要ならMicrosoft Officeの方が安全だ。

ただ、日常の表計算や文章作成が中心なら、「Officeは有料でなければ困る」という時代でもなくなっている。

【編集者が思うこと】

高い金を払ってMicrosoft Officeを入れなくても、俺の使い方なら無料の互換ソフトで十分だ。関数やちょっとしたマクロ程度なら困らないし、ちゃんと使えているソフトには少額でも寄付する。そのくらいの距離感が、むしろ気楽でいい。

参考資料

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