クロゴキブリを捕まえて飼う!無傷で採集する方法と見つけやすい場所

クロゴキブリを捕まえて飼う!無傷で採集する方法と見つけやすい場所

ゴキブリを見つけたら、殺虫剤。
世間では、それが常識だ。
だが昆虫好きなら、一度くらい立ち止まって考えてほしい。

あの黒光りする巨大な昆虫、本当に殺すだけでいいのか?

日本の住宅地で普通に見られるクロゴキブリ。成虫になるとかなり大型で、長い触角、発達した脚、硬質感のある翅、そして猛烈な瞬発力を持つ。

カブトムシやクワガタならケースに入れて眺めるのに、ゴキブリになった瞬間、なぜか新聞紙で叩き潰される。
昆虫として見れば、なかなか理不尽な話だ。

しかもクロゴキブリを飼育目的で捕まえる場合、家の中に突然現れる一匹を待つ必要はない。

狙うなら夏の夜の屋外だ。
クロゴキブリを捕まえて飼う!無傷で採集する方法と見つけやすい場所
住宅地の植え込み、樹木の根元、落ち葉の多い場所、建物の外壁沿い、排水設備の周辺などを日没後にライトで探す。

昼間に石をひっくり返して追い出すより、夜に活動を始めた個体を探したほうが、観察もしやすいし、傷つけずに捕まえやすい。

捕獲方法も単純。
殺虫剤も粘着シートもいらない。
透明なプラカップを上からかぶせ、薄いクリアファイルや厚紙を下へ滑り込ませる。
クロゴキブリを捕まえて飼う!無傷で採集する方法と見つけやすい場所
これだけだ。

脚をピンセットでつかむ必要もない。触角を切る危険も少ない。

昆虫採集というと捕虫網を振り回すイメージがあるが、ゴキブリ相手には**「カップ・オン・ゴキブリ」**のほうが圧倒的に優しい。

一方、さらに大型のワモンゴキブリを狙うなら少し事情が変わる。
ワモンは暖かい人工環境との結びつきが強く、都市部の大型建物や地下施設、飲食店街などの周辺で見られることがある。

だからといってマンホールを開けたり、管理区域へ侵入したりしてはいけない。

採集はあくまで、立入り可能な場所から観察できる範囲で行う。
そして捕獲したら、そこからが昆虫好きの本番だ。
水槽やプラケースへ入れ、隠れ家を用意し、餌を置き、夜の行動を観察する。
クロゴキブリを捕まえて飼う!無傷で採集する方法と見つけやすい場所
じっとしていた個体が暗くなった途端に動き始める。

触角を左右へ絶えず動かしながら周囲を探り、驚異的な速度で障害物をかわしていく。

殺虫剤を持って追い回していたときには見えなかった、**一匹の昆虫としての行動**が見えてくる。

ただし野外採集個体は衛生面にも注意したい。
触った後は手を洗う。飼育ケースや器具を食品用と共用しない。そして何より脱走対策を徹底する。

ゴキブリ飼育で一番笑えないのは、
「一匹捕まえて飼育を始めたら、いつの間にか部屋そのものが飼育ケースになっていた」
という展開だ。

ゴキブリは嫌われ者である。
だが、それは人間側の都合で付けられた評価にすぎない。

昆虫として眺めれば、夜行性、生存力、運動能力、長大な触角、独特の体形。
これほど身近で、しかも迫力のある昆虫は珍しい。

クワガタを探して雑木林へ行くのもいい。
カブトムシを街灯で探すのもいい。

しかし今年の夏は、懐中電灯と透明カップを持って、近所の植え込みを覗いてみるのも面白い。

そこには誰も採集しようとしない大型昆虫が、

今日も普通に歩いている。

名前は――クロゴキブリ。

害虫として見るか。
昆虫として見るか。

その違いだけで、いつもの夜道が立派な昆虫採集フィールドになる。

【管理者が思うこと】

昆虫観察としては興味深い。だが、どう考えても趣味が悪い。もし飼育を始めても、この感動をいったい誰に伝えれば良いのだろうか? 家族には黙っておくのが正解かもしれない。

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